結婚前に慰謝料を決める方法があります

結婚前に慰謝料を決める方法

 

結婚前から慰謝料のことを気にしているなんて少しさみしい感じもしますが、人生を大きく左右する結婚という選択を冷静に見た場合、ある種とても賢い選択とも言えます。
これは女性にとっても男性にとっても、お互いが今後共に生きていく上でのルールブックのような役割を果たします。
その方法とはズバリ、『婚前契約』です。

 

婚前契約とは、結婚前に既に離婚の際の財産分与や条件による慰謝料の取り決め、その他生活上の小さなルールを作ることのできる契約書です。
海外ではとてもポピュラーなものです。
日本でも近年婚前契約を交わすカップルが増えてきていますが、まだまだこの婚前契約自体を知らない人も多いようです。

 

婚前契約書を正式なかたちで法的な効力を持たせるためには、公正証書にする必要があります。
公正証書にするためにはその金額に応じてお金がかかります。
しかしこれをすることにより、日本の法律で守られることとなるのです。

 

例えば一般的な慰謝料の問題となると、まずは金額をいくらにするのか決めるわけですが、最も重要となるのは相手の支払い能力です。
不倫をしていた、隠し子がいた、暴力を振るう、など役満で有罪確定のような状況でも、収入が月に数万円しかありませんとなれば、慰謝料を何千万円も取れる状況にはなりません。
もし高額の慰謝料が確定しても、その後支払いが滞ってしまうケースは非常に多くあります。

 

それに比べ、婚前契約を公正証書として正式なものにした場合、慰謝料の支払いは強制的なものになります。
支払いが滞った場合、差し押さえが行われることもあります。
また1度の過ちにつき1000万円という常識外と思われるような金額でも、契約が成立していればそれは有効です。
(ただし公正証書にする時点で、”100兆円”など現実味のない内容は受け付けてもらえません。)

 

結婚をする前から離婚時のことを考えているのは決して悪いことではありません。
パートナーとよく話し合うことで、絆を確かめ合える機会ともなるでしょう。
(婚前契約を作成する際に注意していただきたいことは、これはあなたが得をする為のものではないということです。
2人が2人の為に決める約束です。それを肝に銘じておいてください。)